画角検証してみた:DSC-RX0 vs GoPro7 Silver
見た目も大きさも結構似ているこの二つ、画角はどう違うのか比べてみました。RX0はSONYのサイトを見ると「デジタルスチルカメラ」と銘打っておりデジカメのこだわりを持っているようで、フォーカスや露出、ホワイトバランスとか、かなり事細かな設定ができます。一方のGoProは、そのような細かい設定はほとんどなく、逆にデジカメの細かい知識とかがなくてもそれなりにきれいな絵が撮れるということなのだと思います。
というこで、細かいことを言い出すと際限なくなってしまうので、とりあえずここでは画角、どの程度の視野で撮れるのかというのを比べてみました。
ちなみにDSC-RX0のほうは、取説に1型CMOSセンサー、f=7.7mm(24mm;35mm-equiv)、F=4.0と明記してありました。一方、GoProの35㎜相当焦点距離はあまり記載がなくてよくわからないのですが、ある記事によると16㎜らしいです。これからしてもGoProのほうがかなり広角であることがうかがえます。
設定1:中距離
吹奏楽で1パート4人として、どこまでカバーできるかやってみました。配置としてはこんな感じです。
何をもって「中」距離というかですが、ここではステージ外から狙うのを長距離として、ステージ内でそこそこの距離なので「中距離」としてみました。
ちょっと右端の椅子の位置がおかしかった(上の配置写真と違う!)のですが、RX0だと4人はカバーできそうです。さすがに本番でこんなど真ん中にセッティングできないので、外側から斜めに狙うかんじですね。一方のGoProはパートだけではなくて、ほぼ全景入ってしまいそうな勢いです。ただ広すぎて端のゆがみが少し気になるような気はしますね。実際に人が入ったら印象は変わるんでしょうけどね。
設定2:近距離
さらに少し近寄ってみました。
実際にステージ内にカメラを仕込むであれば、これぐらいが現実的ですね。
RX0は二人が限界です。中規模の楽団で1台で二人しか撮れないというのはちょっと小さすぎますねぇ、カメラが何台いることやら。GoProのほうは4人は余裕で、詰めていれば5人は入るかも。ここまで寄ってくると、臨場感が出てくるので端のゆがみもあまり気になりません。(注:個人の感想です(^^♪ )
設定3:至近距離
ものは試しと、至近距離まで目いっぱい寄ってみました。
後ろからの画像は撮り忘れです。(-_-;)
ここまでくると、もうソロ画像ですね。それでもGoProのほうは3人か(無理やり)4人は入りそうなので画角の広さは相当です。しかし、まぁ、逆に奏者目線で見たらこんな感じで相当な圧迫感が… (゚д゚)!
結論
ということで、いろいろ試してみましたが、使い分けとしてはこんな感じでしょうか。なおこれはパート単位で狙う場合ですが、合奏全体をとるのであればGoProであればステージ上からでも撮れそうです。RX0はステージ上からは取れないので花道か客席から撮ることになりますが、そうなると普通のカメラでちゃんと撮ったほうがきれいに映るので小型カメラの出番ではないと思います。
RX0 | GoPro | |
焦点距離 | 24㎜相当 | 16㎜相当 |
設置場所 | 合奏配置外から中距離で狙う | 合奏配置内から近距離で狙う |
設置例 | ||
画像 |