イベール 喜遊曲(ディベルティメント)
Divertissement pour Orchestre de Chambre
原題はフランス語で「ディベルティスマン」、日本語ではイタリア表記でディベルティメントが一般的ですね。ディベルティメントといえばモーツァルト、という印象もありますが、ここで紹介するのはフランスの作曲家、イベール作曲のものです。
イベールは1890年の生まれということでフランス6人組と同年代みたいです。なかなかこのあたりの年表が頭に入っていません。イベールの作品は、寄港地とか数曲知っているぐらいですが、割と明るくて華やかな印象があります。この曲も出だしからおもちゃ箱をひっくり返したような大騒ぎからスタートしてます。
- Introduction
- Cortege
- Nocturne
- Valse
- Parade
- Finale
編成
室内楽編成なので16人いれば演奏できるようです。基本1管なんですが、よくみるとオーボエがないんですね。
- Grande Flute ou Petite Flute
- Clarinette
- Basson ou Contrabasson
- Cor en Fa
- Trompette en Ut
- Trombone
- Violons (3)
- Altos (2)
- Violoncelles (2)
- Contrebasse (1)
- Piano et Celesta
- Batterie (Petite Timbale, Triangle, Wood-block, Caisse claire, Tambour de basque, Cymbales, Grosse Caisse, Castagnettes, Tam-tam, Sifflet a roulette)
チェレスタも指定されているのですが、スコアを探しても二曲目にわずか4音あるだけみたいです。演奏会で実物見ないと、おそらくCDとかで聞いているだけだと気づかないぐらいなのでなんだかもったいないですね。
打楽器はたくさん楽器が書いてありますが、"Le Batterie peut etre jouee par un seul instrumentiste."と書いてあるので、一人でやることを想定しているみたいです。